戦国新報
 
 

平成27年 後期
【 H27.12.6】

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ピンチは自分を鍛える

すすむ

 ピンチの裏側には必ずピンチを同じくらいのチャンスが眠っていると言われている。グチをこぼしたり、ヤケクソをおこしたりするとせっかくのチャンスを見つける眼が曇り、先が見えないし、ピンチを切り抜けるエネルギーも失ってしまうと言う人もいる。

 戦国の世、戦の時、ピンチになっても死ぬ訳ではない。「背水の陣」で怖いと思わないで、積極的に知恵を出してチャンスを見つけるように努力することが大事だと官兵衛は部下達に言った。

  いつの世も、苦しい思いをして努力してきた人は、危機になっても困難な仕事にも立ち向かって切り抜けることができるし、好機の巡り合わせにも出会うことができると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十七年十二月六日)


【文:高田 金道】