戦国新報
 
 

平成26年 後期
【 H26.11.9】

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相手を知る者は動きも迷わず

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 スポーツの世界で、味方の実力を把握していても、相手の実力の強さを把握していなければ、勝負の確立は五分五分か、もしかしたら負けるかもしれないという人もいる。

 戦国の世、敵の勢力がたいしたことはないと認識していても、味方の兵の実力を把握していなければ、勝負は五分五分か、負ける恐れがあると官兵衛は部下達に言った。また、戦は、敵、味方、地形の三つの条件を十分に把握して行動を起こす事によって、戦いの時に苦境に立たされることがなくなるとも言った。

 いつの世も、何のスポーツでも情報を駆使して、相手の環境の動きを知らずして、勝ち残ることはできないと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十六年十一月九日)




【文:高田 金道】