戦国新報
 
 

平成25年 前期
【 H25.4.14

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コミュニケーション

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 欲からおきる物事は結構争いが起きる。争いは、自分さえ良ければ…という考えから起きるような気がするが。相手の立場に立って物事を考えることによって何事もうまくいくような気がする。ようするに「和」を大切に。

 戦国の世、兄弟争いが多い時代に、中国地方の武将、毛利元就は息子三人に、一本ずつ弓矢を持たせて「折ってみろ」と言った。すると矢はわずかな力で簡単に折れた。今度は矢を三本束ねて「折ってみろ」と言うと、なかなか折れない。そこで元就は息子達に「お前達兄弟三人がこの矢と同じように三人力を合わせることによって何倍もの力を発揮することができる」と言った。「逆に三人バラバラになれば、簡単に敵に攻められすぐに敗れてしまう」とも言った。世に言う「三矢の教え」のエピソードです。

 いつの世も、何事もお互い力を合わせることは大切なことだ。また、組織の中では特にコミュニケーションが良いか悪いかによって、会社の繁栄にかなりの違いがあると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十五年四月十四日)

【文:高田 金道】