戦国新報
 
 

平成25年 前期
【 H25.3.17

もどる

肩書きを忘れる

すすむ

 他人の誇りを認めるリーダーは、部下からも仲間からも学ぼうとする柔軟な心を持つ人だと思うが…。

 戦国の世、気性の激しいワンマン武将の信長でも、部下の意見に耳を傾けた。また、リーダーとして常に反省すべきことは大いに反省するべきで、肩書きの立派さは必ずしも人格の向上には結びつかないとも言った。そして、よく修養を志す謙虚な人こそ人間的に輝いた人だと、信長は配下の武将達に言った。

 いつの世も、部下の意見を聞く人こそ、部下に親しまれ「徳な人」になるような気がする。また「三人寄れば文殊の知恵」ということわざがあるが、お互い知恵を出し合って頑張ることが、自分のためになるような気がするが、なかなかむずかしい。(平成二十五年三月十七日)

【文:高田 金道】