戦国新報
 
 

平成25年 前期
【 H25.3.1

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自分の性格

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 自分の性格をどの程度わかって仕事をしているか。明るい人、几帳面な人、人の話をうまく聞きうまく対応している人、優柔不断な人…。人の性格によっては仕事をするにあたり、かなりの違いがあると思うが。

 戦国の世、戦の時、最高の手柄、名誉のある手柄は、敵の大将の首を取ることにあったが、性格によってはかなりの違いがあったようだ。

 敵の大将の首を取ることは勇気があって出世につながる場合もある。

 しかし、戦いながらも、敵と交渉して「勝つ戦」を好んだ武将は秀吉であった。これは秀吉の明るい性格から生まれた戦いの考え方だと思うし、敵を味方に引き入れたいというきめ細かな性格でもあったと思う。この性格が出世して天下を取るきっかけになったと思う。

 いつの世も、他人の性格はよく見えるし、見抜く事もできるが、自分の性格をよく知りうまく活かすことによって、仕事もうまく進んでいくような気がするが、なかなかむずかしい。(平成二十五年三月三日)

【文:高田 金道】