戦国新報
 
 

平成25年 後期
【 H25.12.29】

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守ってくれる人

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 何の組織でも、またスポーツのチームでも、本当に守ってくれるのは、立派な施設やコンピュータなどの「道具」ではなく、チームのことを心から信じてヤル気を起こしてがんばってくれる「人」の存在だと思うのだが…。

 戦国の世、多くの金を投資して立派な城を造り国を守ろうとしても、部下との信頼関係がなくなれば国は敵に攻められてきた時に、すぐにくずれてしまうと信玄は各武将達に言った。

 信玄は、「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」と、人には情けを持って真心で接することが大切だと、人材育成に投資して、人を育てる事が城を造るよりも一番大事だと言って、生涯城を造らなかった。

 いつの世も、人を育てる事は大事な事だが、人の性格にもいろいろあって大変だと思う。でも育てられる人も、毎日目標を持ってがんばることが大事だと思うが、なかなかむずかしい。

 今年も皆様には多くのアドバイスをいただきまして誠にありがとうございました。来る年も「常に謙虚に」をモットーに、皆様方からのさまざまなアドバイスをお待ちしておりますので、よろしくお願いいたします。

 (平成二十五年十二月二十九日)



【文:高田 金道】