戦国新報
 
 

平成24年 後期
【 H24.9.30】

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「よし!やってやるぞ」と取り組めるか

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他人から大いに学びみんなで知恵を出し合い活かしてこそもっと良い仕事ができると思うが…。

 戦国の世、信長、秀吉、家康この三人の武将の中で誰が一番仕事ができたのか…。

 「うつけ」と呼ばれながら、常識では考えられない発想や知恵を出して、大大名にまで登りつめ、天下取りまであと一歩のところで、ちょっとの油断で部下の光秀に討たれた信長。秀吉は信長のやり方を大いに学び、名門の出でもないのに天下を取った。信長よりも秀吉の方が良い知恵者であったと思う。だが秀吉の天下も長続きしなかった。その点、家康は信長、秀吉の良い点、悪い点をよく学び、徳川二百七十年の基礎を築いた。

 そして最終的には相手をよく見てよく学んだ家康の方が、前の二人よりももっと知恵者だったと思う。

 いつの世も、他人のことをよく見てよく学んで自分のいたらない点は大いに反省してこそ、自分の成長につながると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十四年九月三十日)


【文:高田 金道】