戦国新報
 
 

平成24年 前期
【 H24.4.15】

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千の理屈よりひとつの実行

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 千の理屈をこねて仕事が進まないことよりも、ひとつの実行の方が価値がある。まず勇気を出して行動を起こし実行することが大事だと思うが…。

 戦国の世、「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方」部下の使い方で定評のあった信玄曰く。「実戦に勝る力はない。理屈は後からついてくる」と言った。また他人のやり方に評論ばかりしていないで戦の時には風林火山の旗の下で志と勇気を持って実行することだ。そうすることによって協力者が多く集まる。「努力、工夫、反省」を毎日続けてがんばることによって、必ず大きな成果を上げることができるとも言った。

 いつの世も理屈を言う人よりも、実行する人は周りの人達から尊敬され、そして説得力も出てくると思うが、なかなかむずかしい。


【文:高田 金道】