戦国新報
 
 

平成24年 前期
【 H24.3.4】

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生き方の取り組み

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 上司に言われてしぶしぶ仕事をするよりも、自ら進んですると喜びも大きいし上司も頼りにすると思う。

 戦国の世、働くということは一番楽しいことだが、そうなるためには「働き方」が重要である。戦も同じで手柄を立てようと自ら知恵を出し工夫して前向きに積極的に取り組めば、自ずと希望もわいてくるし勢いもつくと、人を育てることでは定評のあった信玄は部下達に言い聞かせた。

 また信玄は、人材を育てることは素晴らしい事業である。そしてその人材にふさわしい役目を与えて成長する姿を見ることが一番の楽しみだとも言った。

 いつの世も、何事も積極的に取り組むか、受け身の姿勢で消極的に取り組むかによって、その人の仕事の喜びや実りが大きく違ってくる。そのことに気付くかどうかによってその人の生き方は大きく変わって行くと思うのだが、なかなかむずかしい。


【文:高田 金道】