戦国新報
 
 

平成23年 後期
【 H23.8.14】

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叱る時は叱る

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 上司は部下を時には叱ったり、注意したりする。だが、人情として叱られる方も嫌だし、叱る方もあまり良い気分ではない…。できれば部下も叱られないように上司の考え方を見抜いて努力することも大事だと思うが…。
  戦国の世、信念を持って言うべき時には言った方が良い。叱るべき時には叱る。叱られた部下は、なぜ叱られたかを見抜き、大いに反省することでお互いの絆が深まり力強さが生まれると、気の短い性格で有名な信長が部下達の前で吠えた。特に部下の中で秀吉ほど「おいっサル」と一番叱られた武将はいなかった。だが秀吉は叱られても気にもせず、なぜ叱られたを見抜き、常に笑顔で反省することで、信長に一番頼りにされ絆が深まった。
  いつの世も、上司は単に私的な感情や利害で、部下を使ったりしてはいけないと思うが、部下も上司の性格、考え方をよく見抜き、わからないことは素直に聞き、上司の期待に応え努力して励むことが大事だと思うのだが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】