戦国新報
 
 

平成23年 前期
【 H23.5.22】

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情報の出所は自らの足で

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 東日本大震災の「情報」と「うわさ」とはかなり違う。また「言ってる事」と「やってる事」の情報もかなり違う。また、同じ情報でも聞く人によって解釈も違うような気がするが…。
  戦国の世、「うつけ」とうわさの信長と、天下を狙う名門今川義元。その桶狭間の戦いで、義元は本陣に座って信長の動きの情報を、ただ報告を聞くだけの状況判断で信長を倒す考え方であった。
  だが信長は、直接戦場へ足を運び、部下達を「こまめ」に動かし、どんな「こまかな情報」でも集めさせ、その情報を元に一瞬のうちに状況判断して、義元の本陣に奇襲をかけ倒した。
  いつの世も、涼しい所、暖かい所の事務所に座って、電話をかけての情報収集も大事だが、それよりも自ら足を使い歩き回り情報収集することがもっと大事なような気がするが、なかなかむずかしい。

 

 

【文:高田 金道】