戦国新報
 
 

平成23年 前期
【 H23.2.20】

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忠実に信頼される人に

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 最近マスコミを騒がしている不祥事は、ほとんど内部告発が事件の発端のようだ。
  しかし「部下を信用するな」ではなく、忠実に信頼されるように励むことが大事なことなのだが…。
  戦国の世、家康は、敵はいつも仮面をかぶって沈黙している。「口に蜜あり腹に剣あり」ということわざがあるように、不祥事を起こすような人間が廻りにウヨウヨしているために、沈黙している敵を探すために「お庭番」という忍の影を側近に置いた。その中で家康が一番信頼していたのが服部半蔵であり、禄高も与えられた。
  いつの世も、表面に出ない問題には対応のしようがないが、一番大切なことは、身の回りをいつもきれいにして、忠実に信頼される人になることが大事なような気がするが、なかなかむずかしい。


【文:高田 金道】