戦国新報
 
 

平成22年 前期
【 H22.6.13】

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他人からよく学ぶ

すすむ

 難しい仕事は何であれ最初にやる人は大変である。2番手、3番手は先人の成功や失敗をよく学び、良い事を受け入れ悪い事はカットしていけばうまくいくと思うのだが…。
 戦国の世、家康は、先行の信長、秀吉のマイナス面をカットし、プラス面を多いに役立て天下取りに臨んだ。
 また家臣の登用にしても「年功序列」を廃止して、秀吉や光秀のように「途中入社組」に活躍の場を与えた。そして武田家が滅んだ後、その家臣団を積極的に登用し「家臣こそ我が宝」という信念を持って徳川二百七十年の基礎を築いた。

 いつの世も、他人の成功例や失敗例の経験を多く学び、自分の考え方に取り入れ活かすことで、何事もうまくいくような気がするが、なかなかむずかしい。
【文:高田 金道】