戦国新報
 
 

平成22年 前期
【 H22.5.16】

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情報によってスタートする
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 一日の行動は情報を求め歩き回るか、漠然と歩くか。情報を集め分析して歩き回る方が、世間の事情がよくわかるような気がするが…。
 戦国の世、情報通で有名な武将は信長であった。情報がなければ戦に勝てないこともよくわかっていた。天下を取るためには情報がなければ京に上ることもできないということも常に考えていた。
 織田家に育ち旅をしたことのない部下達の情報はタカが知れている。その点、明智光秀と秀吉は放浪の身で日本国内どこでも歩き回りいろいろな情報を持っていた。
 光秀は各大名達の動きの情報を持っているし、農民出身の秀吉は民衆の情報を持っていたから、信長はこの二人を重く用いた。そして天下取りへのスタートが始まった。
 いつの世も、判断するのも決断するのも行動するのもすべて情報が元になるし、物事すべて情報によってスタートするような気がするがなかなかむずかしい

【文:高田 金道】