戦国新報
 
 

平成22年 前期
【 H22.4.18】

もどる
街の繁栄、参勤交代
すすむ

 街の繁栄には人が多く集まることで活気が生まれるような気がするが…。
 戦国の世、家康は天下を平定した時、幕府を江戸に置いた。そして江戸を今以上に繁栄させるために、各領主達に江戸屋敷を造らせ、殿様を国元から一年ごとに単身赴任させた。こうして大名達の財力を使わせることによって江戸の街には多くの金が流れ活気づいた。世に言う「参勤交代」である。
 さらに「参勤交代」で大名達が消費する膨大な費用によって、街道や宿場が整備され、沿線の街や地域が大いに繁栄した。また財力の出費が多くなる事で謀反を起こすのを防ぐことにもつながった。

【文:高田 金道】