戦国新報
 
 

平成21年 後期
【 H21.11.1

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知恵と努力で打たれ強く
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 上司の厳しさに耐えられるか、逃げるか、立ち向かう努力をするか…。
 戦国の世、幼少の頃から人質として過ごし長い間恵まれなかった家康。人質生活の厳しさを忘れる事なく、自分の運命に立ち向かい生き抜くことで、最後には天下統一して徳川二百七十年の基礎を築いた。苦労が育て上げた家康の打たれ強さであった。
 いつの世も、厳しさに耐えることは大変なことだ。「楽して」楽しく人生をおくりたいと誰もが思うが、人生そんなに甘くはない。重い荷物を背負って長い道を歩いていくようなものだが、世の中良い時もあるしピンチの時もある。知恵を出して努力することで良い方向に向かうことができると思うが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】