戦国新報
 
 
平成20年 後期
【 H20.11.30】
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日々のこころがけ
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 わりと小さなことを「おろそか」にしやすい。自分の希望をかなえるには「チリも積もれば山となる」ということわざのように、小さなことをコツコツとがんばることが一番大事なような気がするが…。
 戦国の世、信長に仕えた秀吉は、まず自分の希望は腹いっぱい飯を食べられることと、農民の出でありながら武家社会に飛び込み、与えられた仕事には一所懸命に努力し、そしてどんな小さな事にもマメに気配りを忘れずがんばったことが、上司信長の目にとまり信頼され出世街道を突っ走った。
 いつの世もどんな下手なことでも上手になりたいという「心がけ」で、日々がんばれば必ず希望をかなえられるような気がする。希望をかなえるには才能が一番という人もいるが、才能が三割、努力が三割、そして一番大事なのが常日ごろの「心がけ」だと、経営の神様、松下幸之助の言葉である。日々の基本を大事に小さなことを「おろそか」にしないでがんばることが大事なような気がするが、なかなかむずかしい。


【文:高田 金道】