戦国新報
 
 
平成19年 後期
【 H19.7.29】
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目的をしっかりと定める
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 仕事をするにあたり、「勇気と努力」だけでは一生懸命に頑張ってもうまくいくとは限らない。しっかりと「目的」を持って方向を定めないことには「勇気も努力」も生きてこないと思う。
 戦国の世、敵を攻めるにあたり、「勇気と努力」で戦を試みる割には進歩も無くなかなか敵を打ち破れない場合もある。しっかりと「目的」を定めないとダメだ。ただ敵を攻めるだけでは、相手も死に物狂いで向かってくるから、負け戦になる場合もあると信長は言った。
 京を目指した今川義元を桶狭間で義元一人だけと「目的」を定めて見事に勝利した信長であった。
 いつの世も、毎日ただ一生懸命に働くということは大事なことだが、昨日の延長だけの進歩のない一生懸命はダメだと思う。朝は一日の目的及び目標を定めて一生懸命に励むことで、仕事の能率も上がるし自分自身も進歩すると思うのだがなかなかむずかしい。

【文:高田 金道】