戦国新報
 
 
平成19年 前期
【 H19.3.4】
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期待に応える人材
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 今の革命の時代 「人材」 は最大のポイントになるような気がするが…。
 戦国の世、各国の大名達は自分の国を守るために膨大な資金を投入して巨大な城を築いた。
だが信玄だけは、優秀な人材を集めたり、あるいは育てることに力を入れた。部下達も一生懸命に信玄の期待に 「ヤル気」 をもって甲斐の国を守るために命をかけた。世に言う 「人は城、人は石垣、人は堀」 という有名な言葉である。信玄がいかに人材育成に力を入れたかがよく分かる言葉である。また部下達はその期待にりっぱに応えたのである。
 いつの世も上司に期待され、それに応えられないのはどこかに原因があると思われる。その原因を追究し、一人一人が、社会に対する情熱とヤル気と努力と工夫と反省をもって一生懸命がんばることが社会を支えるポイントにながるような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】