戦国新報
 
 
平成18年 後期
【 H18.12.10】
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他人の仕事を見習う
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 先輩の仕事を「見習う」ことは大事だ…。それを「うのみ」にしていると進歩がないと思う。やはり先輩の仕事のやり方を見習いながら自分で「工夫」することが大事だと思うのだが…。
 戦国の世、秀吉は、幼い頃から貧しさの中で育ち、さまざまな苦労を重ねてきたこともあり、他の武将達の仕事ぶりをよく学び、その上に自分なりの「工夫」を積み重ねた。そして信長から与えられた仕事に対して多いに参考にして励んだ。また秀吉は、日々の仕事で自分が気づきもしないことを、他人から指摘されて「ハッ」とすることもあると言った。その忠告を素直に受け止めて反省して、二度と同じことを繰り返さないように努力することを心がけた。
 いつの世も、他人の長所は学んだ方がいいと思う。他人の長所を学ぶことによって、自分の短所に気づくこともあると思う。常に謙虚に他人の良いところは素直に認めて、それを工夫することによって自分の成長につながるような気がするがなかなかむずかしい。

【文:高田 金道】