戦国新報
 
 
平成18年 後期
【 H18.10.29】
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失敗の原因を徹底的に追求する
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 失敗を恥ずかしがって隠そうとする人、あるいは失敗を勘違いと言い訳する人、いろいろいるが、失敗は素直に認めて、なぜ失敗したかを熱心に追及して二度と同じ失敗を繰り返さないように反省することが、自分のためになると思うのだが…。
 戦国の世、失敗は「恥をかく」ことだと気性の激しい信長は部下達に戒めた。失敗した部下達の中には世間に対して申し訳ないと、責任を取って「切腹」する者もいた。これは武士道の掟だったし、自分の行動に対して責任感が強かったからだと思う。
 情報化時代の今の世、失敗した事に反省もしないで、ただ勘違いしたと言い訳する人がいるが、失敗も勘違いも同じことだと思う。言葉の違いにすぎない。こんな考え方はやめたほうがいいと思う。「失敗は成功の元」ということわざがあるように、失敗を素直に認めて反省することが自分の成長につながると思うのだが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】