戦国新報
 
 
平成18年 後期
【 H18.10.1】
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努力もしないで弱音を吐くな
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 世の中自分の思い通りにならないことの方がはるかに多い。自分なりに一所懸命に努力しても失敗に終わることもあれば、大きな困難に直面する場合もある。努力の仕方にも問題があるような気がするが…。しかし努力して良い結果が生まれた時は、今までの苦労は忘れて、がんばってよかったなあと思う。これが人生だと思うのだが…。
 戦国の世、秀吉は「さしたる努力もしないで自分の仕事に弱音をはくな。努力しない人間には不思議と次から次へと難題が押し寄せてくるものだ」と言う。やはり常日ごろの努力の積み重ねがあってこそ、必ず良い結果が生まれる」と、苦労して努力して這い上がった秀吉は部下達に自分の人生を語った。
 いつの世も、毎日「なにくそ、負けてたまるか」と勇気と行動力と努力と信念を持ってがんばることで、必ず良い結果が生まれてくると思うのだが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】