戦国新報
 
 
平成17年 後期
【 H17.9.25】
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自分の宝
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 社員を育てる時、早く育つ人もいれば、なかなか育たない人もいる。その人の性格や考え方があっていろいろだが、権利だけ主張して義務を果たさない人は成長が遅れる。仕事を早く多く覚えるということは自分の宝になるような気がするが…。
 戦国の世、農民出身の秀吉、武家社会のことはよくわからないまま、信長に就職した。草履取りから始まりいろいろなことを各武将達から教わり、また先輩達のすばらしい部分を大いに吸収し、学び、付加価値をつけて信長のために一所懸命に努力して励んだ。その結果、他の武将達よりも、信長の信頼を得ることができた。
 いつの世も努力して仕事を早く多く覚えることは自分の宝だ。そして何の仕事でも同じだが、多く仕事を覚えている分だけお客様から信頼され喜ばれる。それは自分のためにもなり、また会社のためにもなり、りっぱな社員となるような気がするが、人を育てるということはなかなかむずかしいことだ。

【文:高田 金道】