戦国新報
 
 
平成17年 後期
【 H17.9.11】
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自分にいいきかせる
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 人は不思議なもので朝、気分がいいと、気持ちの持ち方で思わぬ力を発揮したりする。今日も一日がんばるんだと「自分に言い聞かせて」
努力してがんばることによって、チャンスに恵まれたり、思いがけない幸運がころがりこんできたりする。
 戦国の世、秀吉は朝起きると東南の太陽に向かって手を合わせて今日も一日良いことがあるんだと、自分に言い聞かせて一礼をした。そして常にプラス思考と強気の姿勢で物事を考え、信長のために一所懸命努力して励んだ。
「人はいくらがんばるんだと口先だけで、努力しない限りチャンスがこない」と秀吉は言う。戦いの時は部下達に「必ず勝つ」と活を入れ奇声を上げて戦いにのぞんだ。
 何事も必ずやりとげるんだと、自分に言い聞かせて努力することがいかに大事なことか…。いつの世も不況だ不況だと考えて仕事をするとイメージが暗くなり良い方向に進まないと思う。常にプラス思考で物事を考え、今日も一日必ず良いことがあるんだと、明るく笑顔で努力することで、良いチャンスに巡り合うような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】