戦国新報
 
 
平成17年 前期
【 H17.5.29】
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一日の目標
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 朝、出社した時、一番先に何を考えるだろうか…。人によっていろいろだが、前日の夜に次の日の段取りを組んで、出社してくる人もいると思うが…。
 戦国の世、秀吉は、朝は希望で起きて今日も一日一所懸命にがんばる。昼は信長様のために精一杯努力して働き、夜は今日一日無事に終わり信長様に感謝して床につき、明日の段取りを考え眠りにつく。こんな心構えがあったからこそ、他の武将達より一歩先に信長の信頼を得ることができた。
 また、農民上りの秀吉は他の武将達より苦労は多いが、明るい性格で苦労を忘れさせ、多くの人たちを引きつけた。人が寄ってくるということはいろいろな情報も入ってくるし、それによって秀吉自身も成長した。また信長からは情報力があるということで信頼を得て、いろいろな相談も受けた。そして出世街道を突き進んだ。
 いつの世も、今日は何をやろうかと漠然と考えていると、希望が湧いてこない。そして一日をだらだらと過ごし、ヤル気がなくなり成果が上がらない。いつも一日一日一所懸命にヤル気と希望を持ってがんばることによって、良い成果が上がるような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】