戦国新報
 
 
平成15年 後期
【 H15.7.13
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人 材
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 毎日自分の好きなことをして過ごせるものなら、楽しいものだろうな…と思うが、世の中そんなに甘くはない。一日最低でも8時間は会社の仕事に拘束される。それが経営者としては当たり前のことだ。企業は人なりと言うが、人は企業を育てるし、人が企業の「鍵」になる。人材によって企業は良くもなるし悪くもなる。戦国の世、ほとんどの大名は自分の国を守るために莫大な資金を投資して城を造った。ところが、武田信玄だけは城を造るより、人を育てることが大事なことだと言って、生涯城を造らなかった。「人は城、人は石垣、人は掘」という信玄の有名な言葉があるが、ひとりひとりの国を思う情熱とやる気が、国を守るのであり、支えるのだと言う。まさに移り変わりの激しい今の世の中に、信玄の考え方が適しているような気がする。今日も努力、今日も工夫、そして今日も反省と、ひとりひとりの情熱と仕事に対する挑戦が会社を支えるような気がするが、なかなかむずかしいことだ。

【文:高田 金道】