戦国新報
 
 
平成14年 前期
【 H14.4.28】
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「勇気」と度胸と根性
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  何事も「勇気」を持って行動することは大変だ。度胸も必要、根性も必要、最後には「勇気」を持って努力することも必要な気がする。物事に挑戦するには、まず考えることは、もし失敗したら・・・と、すぐに失敗することを考えてしまう。するとちょっとしり込みして無難な方向を考えてしまう。それでは今までと同じで、「勇気」を持って先に進むことは不可能な気がする.。「勇気」のある人は、勇ましく、勢いがあるし、いつでも笑顔があるし、元気があるような気がする。
 戦国の世、今川義元四万の軍勢で信長に迫った。それに対して信長軍三千。万に一つも勝ち目がなく、織田家の家老達は、どうせ負けるなら全員籠城だと訴えた。だが、信長は今川軍の動きを絶えずさぐっていた。今川軍「桶狭間」にて休憩を取るという情報を聞くと、信長は「今だ。今川軍に奇襲攻撃をする」と、「勇気」を持って決断し、桶狭間 で義元を討ち取った。綿密に考えた一か八かの「勇気」と度胸と根性の奇襲攻撃であった。
 今の不況の世の中、無理をせず、無難な考えで、毎日がんばる方が良いのか・・・。あるいは、「勇気」を持って挑戦的に一所懸命がんばる方が良いのか、迷う・・・。だが今までと同じ考えではだめなような気がする。思いきって「勇気」を持って改革することが大事だが、なかなかむずかしいことだ。

【文:高田 金道】